余市パイピングソサィエティ 会長挨拶
会長 新谷 邦夫
我々余市パイピングソサエティは、
北海道後志地域にあり札幌から車で約1時間西に走り
積丹半島の付け根の余市町という人口2万人弱の小さな町にあります。
余市町は江戸時代末期から昭和の初めまで鰊漁の千石場所と言われ賑わい、
明治時代の初めには日本国で林檎の農業栽培を成功させた町として知られています。
そして昭和9年に大日本果汁株式会社が創立され、
町で豊富にとれる林檎を使いウヰスキーが熟成するまでの間アップルジュースを製造販売し、
現在のニッカウキスキー株式会社の礎をつくりました。
その創立者の竹鶴政孝翁の愛妻ジェーシー・ロベールタ・カウンの生故郷のカーキンテロッホがある街、
英国・スコットランド・ストラスケルビン(現在のイースト・ダンバートン)と余市町が姉妹都市提携を1988年(昭和63年)10月12日に提携したことを契機に、
1990年(平成2年)8月30日に余市パイピングソサエティが発足いたしました。
以来、姉妹都市交流事業の一端としてスコットランドの代表的なバッグパイプを愛好演奏するグループとして活動を続けております。